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ホームインスペクション現場実例集・現場同行記

新築一戸建ての床下詳細調査 同行記:中野編

2018-01-17

年度末の引き渡しに向け、内覧会のご依頼の多いシーズン。今回は、新築一戸建ての内覧会・竣工検査に同行して参りました。床下詳細調査の様子をレポートします!




同行させていただいたホームインスペクターは中野 健さん。住宅の設計・監理をされているので、一戸建ての調査・診断については工事中から竣工検査、中古・自宅まで何でもござれ!とマルチに活躍されています。




床下の範囲は調査の終盤に行います。床下に入るとどうしても埃が出てしまうということも理由ですが、建物全体の雰囲気をつかんでから床下に入ることが重要なんだそうです。




ちなみに床下侵入前の写真がこちら。新築一戸建ての床下調査肌が見えているところは僅かで頭から爪先まで真っ白!防塵服とマスクで物々しい雰囲気が漂っていますが、住宅の床下と言えども、埃とアクシデントは意外と多いそうです。古い建物だと、床下が土のこともあり、湿っていることもあるそうです。新築でもカビが発生しているケースも。そこで防塵専用のこの面白い形のマスクが必須なのです。




中野さんのこだわりは照明。床下は暗いので照明は必須ですが、ヘッドライトの他に、置き型の照明とポータブル照明の3つを併用。住み始めると、床下を見る人はほとんどいないので、この機会に隅々まで確認できるようにしているのだそうです。


新築一戸建ての床下詳細調査の場合、以下のようなポイントをチェックします。


床下の材木の水分を測ります



  • 断熱材の欠損、剥がれはないか?

  • 床下で漏水がないか(雨漏り、設備漏水)?

  • 木部の水分量の計測(上記写真)により、カビが発生する可能性はないか?

  • 清掃状況はどうか?(時には、工具などの忘れ物があったり・・・)

  • 排水がスムーズに流れるように排管に傾斜がついているか?

  • 床束に著しい緩みはないか?


普段の生活では意識することもなく、入居後はなかなかチェックする機会のない床下ですが、構造部分を確認できる重要なポイントです。また、チェックする機会のない分、不具合があっても気がつかないままそのままになってしまうことも。内覧会では、可能な限り床下や屋根裏の調査をおすすめします。(高さによっては侵入が難しいケースもあります。)


今回は、特に大きな指摘事項はありませんでしたが、住まわれて経年と共に不具合が起きることもあるそうです。その時に完成時の状態がどのようだったかの記録が残っていると、原因の特定や対策がし易くなります。特に床下の場合には、適切に換気できているかは時間が経ってみないと分からないこともあるそうです。

検査結果も大事ですが、記録としても有効活用できるんですね。


調査後は、その場でご依頼者さまに調査結果をご報告します。調査結果を聞いて、ご依頼者さまも一安心されたようです。


中野健


これからの年度末の引き渡しはバタバタしがちです。建物の不安をなくすために、建物のプロ、ホームインスペクター(住宅診断士)の力を借りてみるのもいいかもしれません。

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