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[内覧会(竣工検査・完成検査)チェックポイント]
【2022年最新版!】新築マンション内覧会の注意点と当日の流れ

2022-01-14


物件選びから住宅ローンの審査、売買契約を済ませて、いざ引き渡し……の前に行われるのが、内覧会。一般的には引き渡しの1カ月前ごろに行われることが多く、買主としては、自分が契約した住宅を初めて見ることができる貴重な機会です。


その大事な機会を有意義なものにできるよう、今回は内覧会の流れを細かく説明していきます。予行練習として、ぜひご覧ください。


内覧会が行われる前の注意点


コロナ禍の内覧会、同行する人数は最低限で


内覧会の日程が近づくと、売主(デベロッパー)から買主へ案内が届きます。ここでの注意点が、まず人数制限。


コロナ禍の現在、内覧会もやはり人数制限が行われる傾向があります。具体的に「●人まで」と決められていない場合でも、例えば「親戚など含めて5~6人」といった人数はNGとなることがあります。売主に確認するとともに、あまり大人数で行かないようにしましょう。


私たちさくら事務所には「新築マンション内覧会立会い」というサービスがあり、住宅に精通したホームインスペクターが内覧会に同行し、アドバイスさせていただいています。さくら事務所に限らず、第三者を内覧会に同行させたい場合は、その人数も売主側に伝えておくといいでしょう。


全体の所要時間はケースバイケースで、2時間で終わることもあれば、4時間以上かかることも。細かくチェックしたいのに時間を打ち切られてしまうことがあっては心残りになるので、自由に物件を見る時間がどれくらいあるのかも事前に確認しておくことをおすすめします。


内覧会当日の流れ


マンションのエントランスで待ち合わせ


通常、マンションのエントランスで待ち合わせをします。その日の内覧会を取り仕切ってくれるスタッフの方が1名、それから売主(デベロッパー)の担当者が1名、ゼネコン(施工会社)の担当者が1名、これくらいが一般的な人数ですね。


場合によっては売主側が2人、ゼネコン側が2人など、スタッフの数が増えることもあります。また、設備メーカーの方が別途同席することも。


簡単な挨拶を済ませたら、体温チェック、手や靴などの消毒を行います。渡航履歴なども含めた問診票の記入を求められることもあります。あとは感染予防のため、売主側から手袋を渡されることがありますので、着用してお部屋に向かいましょう。


内覧会スタート!…の前にサプライズ!?


さて、いよいよ内覧会が始まりますが、その前に、売主から買主へサプライズプレゼントが渡されることが最近増えています。


これはこの数年で物件価格が高くなってきており、内覧会が「お祝いの日」となるような演出を売主が仕掛けているため。郵便受けやキッチンに花束が飾られていたり、ポラロイドカメラで記念撮影をしたり、といったサービスがあります。


続いては、建物の設備面に関する説明を受けます。設備というのは、主に水回り、それから換気システム、インターフォン、オートロックなどのことです。キッチンや水栓、給湯器など各設備メーカーの担当者が入れ替わり立ち替わり詳しく説明してくれます。


くまなく住宅内をチェック。不安があればプロのインスペクターの活用を


設備の説明が済んだら、次は住宅内を見ていきます。まず前提として点検口はすべて開けておいてもらいましょう。こちらは依頼しないと開けてもらえないので要注意です。そのうえで、お風呂場の天井の換気ダクトからカビの原因となる空気が漏れていないかを確認しましょう。(チェックする場合は脚立が必要になります。)また、キッチンや床下・洗面所下に水漏れの跡はないかも確認しておくといいでしょう。これらが見落とされると、住んだ後のカビの原因になります。


床や壁紙などのキズや汚れのチェックも必要です。内覧会の場でキズや汚れが見つかった場合は受け渡しの前までに綺麗にしてもらうことができますので、念入りにチェックしましょう。内覧会でキズや汚れ、何らかの施工不良が見つかった場合は、「クイックリペア」と呼ばれるサービスが入ることが多いです。数人の職人さんがその場で待機していて、軽微の修繕はその場でやってくれるというサービスです。なかにはクイックリペアで直らないような不具合が見つかる場合もあります。例えばベランダには水がちゃんと排水管に流れるように傾きがついているのですが、この傾きが小さいといった不具合が見つかった場合、クイックリペアでは対応できません。しかし、後日修繕した上で「再内覧会」の場を設けてくれるので、この時に直っているかどうかを確認することができます。


私たちさくら事務所のようなプロの目を活用するのも手です。というのも、お部屋の中だけでなく、外のバルコニーもチェック対象であり、このチェックは診断のプロでないと難しい部分があるためです。例えばバルコニーのシート浮きや雨で水溜まりができやすくなっていないかなど、シートの浮きは打診棒(叩いたりして音を聞き分け、内部の状態を判断する際に使う専用の棒)がないとチェックできないのと、浮いているかどうかの判断には経験が必要です。また、水たまりができやすくなっていないかの確認は、水平器(正確な水平や垂直、または傾きなどを測る道具)が必要となります。バルコニーは共用部のため、入居後に不具合が発覚しても「住人ではなく、管理組合を通して補修してください」と言われてしまうので、補修にものすごく時間や労力がかかる可能性があるのでしっかりと内覧会時に確認しておく必要があります。


共用部分の説明を受けたら終了です


住宅内のチェックが済んだら、次は共用部分についての説明を受けます。主な設備としては、エントランスや集合ポスト、エレベーター、ごみ置き場、宅配ロッカー、駐車場、監視カメラなどがあります。


エントランスで集合した場合は、その時にエントランスやエレベーターの説明を済ませることもあります。また、前述したクイックリペアは、共用部の説明の間に行われることが多いです。


全ての説明が終わったら内覧会完了の署名をして、終了となります。エアコンやカーテンなどオプション商品に関する説明がある場合もあります。


こんな内覧会はイヤだ


内覧会なのに完成していない


私たちが同行させていただいた内覧会の中で、わりとよくあることなのですが……、物件が完成していないことがあります。もちろん、あってはいけないことなのですが。


よく見られるのが、廊下などの共用部の工事が済んでいないケースです。各住居の庭が完成していない例も実際に見られました。また、コロナ禍で住設機器の供給に影響が出ており、食洗機などの設備関係が間に合わないという例も増えています。こうした場合は、「いつまでに完成させるのか」を内覧会の場でしっかりと確認するようにしておきましょう。


最後に2つ、大切な注意点を。


まず1つ目は、近頃コーティング業者やカーテン業者が内覧会に同行するケースが見られます。彼らは「1カ所指摘したら●円」という契約で同行しているため、どうしても重箱の隅をつつくようなチェックに終始しがちです。なかには「利用してもらえるなら同行します」といった業者も存在します。そういった業者の方は建築全般に関する知識は薄いため、そのチェック内容も本質的ではないものばかり。最悪の場合、売主を困らせてしまい、売主と買主との間で築き上げてきた信頼関係を悪化させてしまうことも……。もちろん全ての業者がこれに当てはまるわけではないのですが、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。


次に2つ目です。プロのインスペクターが内覧会に同行した場合は、床がギシギシしていないかどうか、いわゆる「床鳴り」のチェックも行います。ここで仮に床鳴りが疑われる現象が見つかれば、当然売主の責任で修繕が行われます。この床鳴りは通常2年間の保障が付きますが、買主が内覧会後に床のコーティングを実施した場合、基本的に後から床鳴りなどの不具合が出たとしても、補償が効かなくなってしまうことがほとんどです。最近ではワックスフリー(ワックスをかける必要がない)のフローリング材が多く、そもそも床のコーティングが不要な場合も。もし買主が自己判断でコーティングを行う場合は、そうしたデメリットを理解しておいてください。


受け渡し前の最後のチェックができる内覧会の機会を、ぜひ大切な時間にしてください。ご不安がある方は、さくら事務所の「新築マンション内覧会立会い」サービスをご活用いただくことをおすすめします!


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