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[リフォーム・リノベーション チェックポイント]
リノベーションは本当に魔法なのか?いま知っておきたいリノベーションの現実 Vol.2

2022-09-30


大手と工務店のメリット、デメリットとは?


ドラマ「魔法のリノベーション」がきっかけでリノベーションに興味を持った方も多いのではないでしょうか。


前回から魔法だけでは語ることができないリノベーションの実際についてシリーズでお届けしているコラムですが、2回目のコラムでは実際にリノベーションを依頼する際、特にどこへ頼むべきなのか、そしてどんなメリットやデメリットがあるのかについて考えます。



リノベーションの見積もりの際に見られる傾向



実際に施工業者からリノベーションの見積もりを取るときは、ご依頼者によっていくつかの傾向に分類することができます。


いわゆる旧財閥系の会社(大規模)に見積もりを取るケース



  • リノベーションをするための費用に余裕がある場合に見られる。

  • 基本的に旧財閥系の会社は大手施工会社であるため、ブランド嗜好のご依頼者が旧財閥系の数社に見積もりを依頼する場合がある。


中規模の会社に見積りを取るケース



  • 大規模でもなく小さな工務店でもない、中堅の会社に依頼を行う場合。


小さい工務店を見つけ、見積もりを取るケース



  • 金額も安く、規模の小さい工務店を見つけ、最終的には金額勝負で見積もりをそれぞれ依頼するケース。


上記はリノベーションの際、よく見られるケースですが、次にご紹介するケースは見積もりを取る際に奨励しないケースとなります。


大手と中堅、小規模の会社でそれぞれ見積もりを取るケース


この場合はあまり意味がありません。もちろんご依頼者側の判断で価値があればお金を出してもいい場合に、リノベーションの見積もりが安い会社との比較検討する方法は大事です。ただ見積もりを取るまではいいですが、最終的に金額判断となると、良くわからない話になってしまいます。


基本的にはリノベーションとしてやりたいことを同じ内容で、大手と中堅、小規模の会社に伝えます。会社規模で大きいところと小さいところだと、単純に判断できると思いますが、全体的には規模の大きい会社のほうが見積もり予算が高いわけです。だから金額を基準にわざわざ比べても比較する意味があまりありません。単純にそりゃ、そうだとなるので。


例えば大手であれば、プレゼンなどがしっかりしているため、ご依頼者側の希望と購買意欲をくすぐるような言い回しが得意な担当者が多く、そういったうまい立ち位置の担当者がいると受注率は必然的に上がる場合があります。しかし工務店の場合はそれができないケースが多いと言われます。例えば工務店がはじめたリフォーム事業部の場合、プランナーが1名もしくは複数名いることもあります。ただしプラン出しも良し悪しがあるなど、プラン力は個人差があるわけです。


プランに関してはたとえ大手でもプラン出しが上手ではない方々もいるし、ベテランもいます。大手でもプランナーに関して当たり外れは存在するのです。


大手の場合は新人もいればベテランもいますが、それこそ大卒2年目たちでもプランを描いてくるわけです。そうすると詰め切れていない仕様などで問題が起こったりするのですが、それでも施工担当や他の人たちがアドバイスしながら是正される可能性があるなど強みもあります。ただし問題が起こってしまうような場合は、リノベーションの場合、大手の良さ(強み)が半減しているともいえます。


小規模な会社の場合は小回りが利いたり、費用面が安いところがポイントになります。安心感を得るかどうかで考えると、しっかりしようと努力しているところばかりです。



◯◯だから安心は存在しない


例えば大手だからと言っても、結局個人の能力差でかなり変わる場合があります。逆に大手じゃない施工会社の中でも問題がある場合もあります。小規模の会社では、いわゆる能力がない数人でやってるような場合、失敗した時に責任の取りようがなくなり、逃げようとしたり、訴訟に持っていこうとするケースもわずかですがあると言います。


先程からの流れから言えば、トラブルになる確率は大手であっても小規模であってもあまり変わらない可能性が高く、リノベーションやリフォームに知見のあるプロのホームインスペクターに確認しても、そこまで大手であっても小規模な会社であっても変わらないそうです。ただし、一部能力的に未熟な方が、小規模な会社には多い印象があるそうです。


実際に施工会社を見積もりの金額も踏まえて選定するわけですが、大事なことは意外と簡単なことで、向き合ってくださる担当者との「相性」が大切になってきます。こちら側も相手も人間なので、いくら人が良かったとしても、お互いに意思疎通がうまく出来ない関係性だと、やはり失敗するリスクは格段に高まります。


その相性をどう確かめるのか。それは実際にリノベーションをする物件の現況調査に訪れたときに分かります。結局担当者とはリノベーションが完成するまでいろいろなやり取りが発生するので、現況調査の際に、例えば質問の仕方や何気ない雑談など言葉のキャッチボールを交わすなかで判断することができます。


最近では会社によってソフト路線で、ホテルや高級レストランでの接客のようなイメージの営業を目指してる会社もあると言います。ただし全員がホテルのような接客を目指しているのではなく、実際に施工担当者がまったく違う場合もあるので注意は必要になってきます。


もちろん大手も一定程度の比率でトラブルは起こりえます。大手の場合はプランナーや施工担当者の個人能力だけではなくて、会社の技術部長や肩書きを持つような技術を要する部門にもチェックが入り、社内の一定の部署で検査や承認が機能していると安心できます。中規模以上の会社では、そういった仕組みがあることで、依頼する側はある程度の安心感は持てます。



リノベーション専門会社とは


リノベーションの専門会社も力量は個人差があります。ただ会社の規模ではなく、例えばマンションのリフォームなどを専門でおこなっている会社の工事の場合、専門性があるので、管理組合に対する届け出や工事の際の養生、マナーも含めて、しっかりした会社があるのも事実です。こういった専門会社は大きな会社ではありません。



リノベーションを行う際、会社とのトラブルで一番多いのは打ち合わせ不足



みなさんがリノベーションを行う際、リフォーム会社とトラブルになるケースは少なからず存在します。実はそのなかで一番多いトラブルは打ち合わせ不足だと言われています。


リノベーションで打ち合わせが失敗する原因は、いわゆる「リフォームあるある」と言われている類のものです。つまり単純な打ち合わせ不足により、言ったことが伝わっていなかったり、お互いに意思疎通が出来ていないことによる打ち合わせ失敗でのトラブル確率は多数報告されていると言います。


1時間なり2時間なりの打ち合わせで、たとえばクロスの品番を間違えるみたいなことはそれほど起こりません。


リフォームの打ち合わせで、その1時間なり2時間の打ち合わせでいろいろ話すなかでは、10や20のポイントが出てきます。もちろんその打ち合わせで出たポイントを、「今日こういう話をしました」と打ち合わせ業者が書き上げるわけなんですが、そこから漏れてしまった書かれていない部分でトラブルが起こるわけです(逆にまったく書かないケースも存在するため、そのような会社は注意が必要です)。つまり「そう言えば、それは書いてませんでしたね」みたいなことで、言った言わないのトラブルが生じてしまいます。


この問題を解決する方法は簡単です。たとえば二人で対応する場合、必ずどちらかが書記役となり、10項目なら10項目、今日はこんな打ち合わせをしましたと最後にまとめとして読み合わせをすることをおすすめします。


たとえばポイントが10項目あるとしたら、そのポイントは全て話した内容であるので、読み合わせする中には項目としてあると思います。この言った言わないのトラブルで多いのは、実はポイントが10項目以上あったとき、 その10項目から抜け落ちてしまったところでトラブルが起きてしまうことです。


そのため実際にリノベーションをおこなうユーザー側も必ずメモを取ることをおすすめします。打ち合わせ時に話した内容のメモを取り、業者と最後に読み合わせをした際、メモしたものの中で書ききれていない項目があった場合は、相手にも確認した上で追加で書いてもらって話を進めていくことが非常に大事なポイントになります。



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